MERCEDES BENZ
2025.05.10
A180 W176 エンジンチェックランプ修理・車検・ウォールナットブラスト
いつもご来店頂いておりますW176。
少し前からエンジンチェックランプが点灯していて
車検の際に修理を行う予定で今回ご入庫です。
入力コードは2つ。
P06DA00とP012800。
P06DA00はオイルポンプの不具合ですが、仮にリセット後
再入力しないのでひとまず経過観察。
P012800はよくあるサーモスタット不良です。
今回はこちらをメインに修理していきます。
一通り車検の分解点検と御見積りを済ませて
冷却水を抜いていきます。
ラジエーターのドレンより排出しますがバンパーを外さないと
手が入りません。
サーモスタットはインマニの下に位置します。
インマニを外してエンジン後ろからです。
吸気ポートはウォールナットブラスト予定です。
外したインマニ。内部はそれほど汚れも無かったので
ガスケット類を交換しておきます。
交換するサーモスタット。純正品を使用します。
新品のサーモスタットを組付ける前にブラストを実施します。
吸気バルブはこんな感じです。傘にスラッジの堆積があります。
OKです。
全て組み付け冷却水を充填します。
約6リッター使用。
入力されていた故障コードの消去、再点灯の無しを確認します。
ライブデータでサーモスタットの動きも確認。
サーモスタット交換の作業完了後、そのままエンジンオイルを抜きます。
続いて車検整備です。
スパークプラグは電極の劣化や損傷があるので交換します。
仮締めして、
規定トルクで締め付けます。
ドライブベルト(ファンベルト)の交換。
エアフィルターの交換。
エアフィルターケースは内部にオイルの汚れがありました。
綺麗に清掃してから組み付けます。
エンジンオイルパンドレンボルトのワッシャーを交換して、
エンジンオイルを入れていきます。
フロントブレーキパッドは摩耗の為に交換。
今回ディスクは再使用なのでパッドの耳を落としておきます。
パッドは低ダストタイプを使用。
次にリヤブレーキ。
リヤはパッドの摩耗も無いので通常メンテナンス。
ホイールとの密着度を良くする為ハブの研磨。
ブレーキフルードの交換。
DOT4使用です。
最後にメンテナンスリセットをして作業完了。
試運転をして再度漏れや異音などが無い事を確認。
チェックランプの再点灯が無い事も確認して
車検を通して終了です。