ウォールナットブラスト・超音波洗浄
2024.02.28
BENZ A180 W176 エンジンチェックランプ点灯
エンジンチェックランプ点灯修理のご依頼です。
「水温はサーモスタット基準値以下」
基準時間内での水温上昇が低いので暖機時間が長くなる為
コントロールユニットが異常と判断してエンジンチェックを
点灯させます。
考えられる原因はサーモスタット本体の動きが悪くなって
閉まらない(閉まりきらない)という事。
サーモスタットASSYの交換が必要になりますが、
いかんせん厄介な作業手順が必要になります。
クーラントを排出するのにフロントバンパーの脱着が必要。
このエンジンのサーモスタットはインテークマニホールドの
下に配置され、アクセスが大変悪く難儀です。
新旧比較。MB純正品を使用します。
組み付けの段階ですが、吸気ポート内を確認すると
カーボン汚れが酷く、
このタイミングでないとウォールナットブラスト施工が
出来ないので、お客様に承諾を頂き作業します。
ブラスト→歯ブラシ→ブラスト→歯ブラシを繰り返します。
エンジン裏での作業なので非常に辛い姿勢のままで大変です。
かなり綺麗になりました。
インテークマニホールド内も同様汚れが酷いので、
マニホールドはつけ置きパルス洗浄。
洗浄後はガスケット類を交換。
新しいサーモスタットを取り付け全て組み付けます。
クーラントを充填し、水温の状態を確認しながら
エア抜きを進めます。
DTCの検出は無し。
試運転をして各部の漏れの有無を確認。
エンジンルームを綺麗に洗浄して作業完了です。
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コメント
作業ブログをご覧いただきありがとうございます。
ニューオートは以前からご納車時の作業報告の際、タブレットを活用して
ご説明させて頂いておりました。丁寧に分かりやすくをモットーに
心掛けております。
作業した記録はフォルダ分けしてクラウドで保存して、お客様のお車は
何年何月何日に何を作業したのかをすぐに把握できるようにしており
ます。
以前のホームページで随分と前から「作業日誌」と題してブログを
書くようになりまして、多くのお客様からのお問い合わせを頂く
ようになりました。しかしながらお客様のお声の中には、
「同じ故障の症状なのにこの前載せてたブログの修理内容と違う」
「修理内容が同じでもかかった費用が違う」
などのお声もあります。
そこでひとつご注意頂きたいのが、
故障内容は同じでも、それに至る経緯が違ったり、お車の使用状況、
経年劣化、部品の耐久性、個体差や部品価格の変動により内容や
修理費用は違ってきます。その点をご理解頂けると幸いです。
同業者様からの問い合わせも増えてきております。
私も作業にいきずまったときに昔も今も聞きまくります。
仲良くさせて頂いている同業者様にはいつも良いアドバイスを頂き
助かっておりますが、中には「ぶっきらぼう」で「冷たい」お言葉を
かけられる事もあります。。。
私もまだまだ分からない事も多く未熟者ですが、分かる範囲で最適
なアドバイスをするように心掛けております。
そういう事が増えていけば整備業界の発展にも繋がりますし、何より
ご依頼頂いているお客様の期待に応える為だと思います。
最後になりますが、これからもお客様がご参考にできるような記事や
出来事を随時更新していきますので、かいつまんでご覧頂ければ
嬉しく思います。